【ワンポイントレッスン】家にある帯はどっち?!八寸名古屋帯と九寸名古屋帯の違い
家に名古屋帯があったから、お稽古に持っていこう。
どの名古屋帯を持っていこうか選んでいたら、帯に違いがある気がする……。
新たに帯や着物を買い足さなくてもお稽古が始められるのが、日本和装認定協会の方針です。
ただ、着物や帯にはさまざまな種類があり「なんで違うの?」ととまどうケースはよくあります。
今回は、名古屋帯の種類について見てみましょう。
「お稽古に必須の帯はコレ!」というわけではありませんので、安心してくださいね。
八寸名古屋帯
八寸名古屋帯は、松葉仕立てという仕立て方をよく見かけます。松葉仕立てとは、手先(胴に巻きつける部分)の一部分だけ、かがってある製法です。
写真の名古屋帯では、手先がかがられた部分は、約60センチほど。
手先部分を拡大してみましょう。
ちょうど半分に折られて、かがってあります。
8寸(約30センチ)を二つ折りにした形です。
胴に巻く部分の幅は約15センチですね。
九寸名古屋帯
九寸名古屋帯な名古屋仕立てで仕立てられているものがよくあります。手先(胴に巻きつける部分)のほとんどを半分に折って仕立てた製法です。
手先部分を拡大してみましょう。
半分に折った両端の2センチほど内側に折られています。
つまり、九寸名古屋帯の仕立て前は9寸(約34センチ)。
両端を折り込み仕立てることで、二つ折りしたときの幅が約15センチになります。
八寸名古屋帯と同じ幅ですね。
家にある帯で着付けのお稽古をしましょう!
着物をレンタルできる教室が複数あるので、家にない方でも安心してお稽古が始められます。
家にある着物や帯がある方は、ぜひ教室に持参してくださいね!
詳しい持ち物については、お気軽に講師にご相談ください。
以下のブログでも詳しく紹介していますよ。 同じ名古屋帯でも、仕立て方・素材・帯の織り方などにより厚みや柔らかさは異なります。
家にたくさん名古屋帯がある方は、いろいろ結んで自分が結びやすいと思える「お稽古にピッタリの帯」を探してみるのも良いですね!
【教室のご案内】
2022年10月05日 09:30